「コミュニティ難民のススメ」発刊記念トークイベント 「何屋さんなんですか?」とよく聞かれる人たちについて語り合おう ~“表現”的なお仕事とコミュニティ~
11月17日発売の新刊「コミュニティ難民のススメ」の出版を記念して、著者のアサダワタルさんを招いたトークイベントを開催します。
前著「住み開き」は時勢も相まって「コミュニティづくり」「場づくり」として受け取られることが多かったようですが、「住み開」いたこと自体を生活の中から立ち現れる「表現」として捉える考察でもあった、とアサダさんは言います。
そんな考察の続きから、閉じているから心地よいというコミュニティの性質を踏まえて、いかに拡がりがつくられていくのか、ということを彼は雑誌ソトコトの連載で取り上げています。「表現的な」としか形容できない方法で、分野を「越境」するお仕事人(よく「何屋さんですか?」と聞かれる人)を取材している、その連載をまとめたのが「コミュニティ難民のススメ」です。
前半に「住み開き」から「コミュニティ難民のススメ」に続く考察の流れ、興味関心をお聞きしつつ、後半は「コミュニティ」や「コミュニティ間のつなぎ」から「それにまつわる仕事」を軸に会場のみなさんとも議論を交わしたいと思います。
2014年11月22日(土)17:00~19:00
参加費:500円
定員:20名(要申し込み)
ゲスト:アサダワタル(文筆家、ミュージシャン)
聞き手:鈴木一郎太(株式会社大と小とレフ)
問い合わせ・申し込み先
セミナールーム黒板とキッチン kokuban.to.kitchen@gmail.com
アサダワタル
1979年生まれ。文筆家・ミュージシャン。自称 “日常編集家”。芸術分野を中心に様々な領域を渡り歩きながら、日常に埋もれている些細な出来事をコンセプト化する。2000年以降、バンド越後屋のドラマーとして、くるり主宰レーベル「NMR」より2枚のCDをリリースした後、音楽を主体に各地でソロライブ(大和川レコード名義)やワークショップを展開。2013年、ドラムを担当するSjQ++にて国際的なメディアアートの祭典「アルスエレクトロニカ」準グランプリ受賞(デジタル音楽部門)。昨今は活動の比重を文筆に移し、文化と日常生活に関する様々な論考を発表する。著書に『住み開き 家から始めるコミュニティ』(筑摩書房)、『アール・ブリュット アート 日本』(平凡社、編著)ほか、今年11月に『コミュニティ難民のススメ』(木楽舎)を上梓予定。KBS京都ラジオ「Glow」パーソナリティ。神戸女学院大学、立命館大学非常勤講師を経て、現在、滋賀県立大学大学院環境科学研究科博士後期課程在籍。